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陥入爪(かんにゅうそう)は、爪の辺縁が爪の周りの皮膚に食い込んで、痛み、腫れ、感染などを起こした状態です。
足の親指(母趾)に最もよく起こります。
足に合わない靴(窮屈な靴や先のとがった靴)を履くことや、歩行時の体重のかけ方、不適切な爪の切り方(深爪)が原因で陥入爪になります。
サッカー、バスケットボール、テニスのような強く足を踏み込むようなスポーツや、足の趾を踏まれたりぶつけたりしたことをきっかけに発症することもあります。
最初は無症状か歩行時の軽い痛み程度です。
陥入がひどくなると赤く腫れ、強い痛みを伴うようになります。
さらに進行すると化膿し、側爪郭(爪の側縁の皮膚)が厚くなり、肉芽ができて膿がでます。
陥入爪は爪の側縁が爪の周りの皮膚に食い込んで、痛みや発赤などの炎症を起こした状態です。
一方、巻き爪は爪の横方向の彎曲が増加した状態で、皮膚の損傷や痛みなどの自覚症状の有無は問いません。過彎曲爪ともいいます。
したがって、巻き爪でも痛みや炎症を伴わないものもあれば、皮膚に食い込んで痛みや炎症を伴うものもあります。
陥入爪では爪が皮膚に食い込み皮膚が損傷を受けて炎症や感染を起こします。炎症を起こすとその部分が腫れ、さらに爪が食い込んで炎症が悪化するという悪循環に入ってしまいます。
そのため、陥入爪の治療では、爪が皮膚に食い込まないようにしてこの悪循環を断ち切る必要があります。
当院では陥入爪の状態に応じて次のような治療を行っています。
症状が軽いものでは、爪の切り方を変えるだけで良くなることもあります。
陥入爪の主な原因の一つは不適切な爪の切り方です。特に深爪が原因です。
爪の先端の角が皮膚を超えるまで伸ばすことが重要です。
一番負担の少ない治療法です。
症状が軽い場合や、初めて炎症を起こした場合、まずはテーピングを行います。
爪が皮膚に食い込まないようにテープで皮膚を引っ張って爪から離してやります。
テープの巻き方を説明し、自宅でご自身でテーピングをしてもらいます。
これも負担の少ない治療法です。
爪が皮膚に食い込まないように爪の下に綿球やチューブなどをつめます。
テーピングと併用することもあります。
コレクティオというチタンワイヤーを用いて爪の矯正を行います。
痛みはほとんどなく無麻酔で装着できますが、痛みが強い場合は局所麻酔を行うこともあります。
装着期間は2~3か月です。装着中も普段通りの生活ができます。
ドイツ3TO社が開発した巻き爪ケア用品。プラスチックプレートの伸縮性(最大1.3mm~2.7mm伸張)により、爪の両サイドが緩やかに持ち上げられます。
炎症や感染を繰り返している場合や他の治療法で改善しない場合は手術を行います。
陥入している部分の爪を2~3㎜ほど部分的に抜き、爪の根元の爪を作る細胞(爪母)をフェノールで破壊します。
趾の付け根に局所麻酔をして行います。施術時間は10~15分程度です。
施術後は痛みはほとんどありません。傷が閉じるまで2~3週間軟膏治療が必要です。
破壊した部分の爪は生えてこなくなるので爪は少し細くなります。